「ねぇ、サビィってどんなやつなの?」
ポヨンがグーラに聞きます。
「サビィは恐ろしいやつだクサ。ふあぁ?。
目つきが悪くて…見るからに恐い顔をして…ふあああぁ」
「ちょっとグーラ、どうしちゃったのよ」
あくびばかりするグーラに、あきれたようにハンナが言います。
「なんだか急に眠たくなってきたクサ。
だって、昼寝の途中でポヨンに起こされたんだから…ふあぁ?」
「さっきまでは、一緒に戦うってはりきってたくせに」
寝そうになるグーラを、たたいたり引っぱったりしながら、
なんとか聞き出した話によると、サビィは自転車のように鉄でできたものが
大好きで、鉄を食べてどんどん大きくなっていく。そして、体からサビサビ
というサビィの子供をポロポロとばらまきながら水の中を漂っているようです。
しかもサビサビは、カビィの胞子と同じように次から次へとあらわれて、
おそってくるというのです。
「サビィも、相当手ごわそうね」
「へんな匂いもするのかなぁ」
ポヨンはカビィのヒドイ匂いを思い出して、顔をしかめます。
グーラに聞こうとしましたが、どうやらすっかり眠り込んでしまったみたいです。
グーハー、グーハーと小さないびきをかいています。
「サビィのこともずいぶんわかってきましたし、かわいそうですから、
このまま寝かせてあげましょう」
ポッポポが笑いながら言いました。ポヨンとハンナもうなずきます。
とにかく、一度本物のサビィの様子を探りに、自転車の所まで
行かなければなりません。だけど、たどりつくまでがひと苦労。
カビィに出会って戦うことになるかもしれません。
うまくたどりついたとしても、もしサビィに見つかったら、くたくたの体で
戦えるかどうか心配です。すると、ポッポポが
「自転車まで、私がお連れしましょう」
と言い出しました。これには、ポヨンもハンナも大喜びです。
「その手があったね」
とすっかり安心しました。
結局、明日の朝ポッポポに乗って自転車まで行き、サビィの様子をチェック。
それから、もう一度作戦を練ろうということになりました。