ポヨンの冒険
ポヨンの冒険 Vol.25 サビィをみた!

ポヨン、ハンナ、グーラの3人は、ポッポポの背中に乗って川の中の自転車
までやってきました。いよいよ、本物のサビィを見るのです。
自転車の上に降りると、グーラが言いました。
「いきなり飛び込んだら見つかってしまうクサ。
自転車につかまりながら、そろりそろりと降りようクサ」
まず、グーラが最初に水の中に入っていきます。ポヨンとハンナが、
緊張しながら後に続きます。
迫力満点のサビィとまわりに漂うサビサビ
川の中は赤くにごっていました。いったいどこにサビィがいるのか、よく見えません。すると、足の下の方からへんなダミ声が聞こえてきます。
「自転車はええやろ。食うても食うても、減れへんからなぁ」
よく目をこらすと、何かが自転車のペダルにへばりついて動いています。
「サビィだクサ。まわりにウヨウヨ浮かんでいるのはサビサビ」
サビィは真っ赤でギザギザした体をしています。サビサビもギザギザととがっていて、サビィの体から次々に生まれては自転車にへばりつきます。


「サビィって、カビィより恐そうに見えるわね」
ハンナがぶるぶるっと身震いします。
「あのギザギザのとげに当たると痛いから、気をつけるクサ」
グーラがそう言ったとたんでした。
「痛いっ!!」
ポヨンが叫びます。グーラとハンナがふり向くと、
ポヨンの後ろにサビサビが何匹も漂っていました。
「痛いクサ!」「イタッ!」
おそってくるサビサビに全員が声をあげます。
「しまった、別のサビィが近くにいたんだクサ」
そう言うとグーラの頭の草がぐんぐん伸びて、
サビサビたちをふり払いはじめたのです。
「うわっ、グーラすごい!」
ハンナが驚きます。ポヨンも負けずに水鉄砲攻撃をします。

やがて、サビサビはちりぢりになって、飛ばされていきました。すると、
「何するんや、おまえら!」
どなり声が響いて、ついに目の前にサビィがあらわれました。
「ワシのかわいい子らに手ぇ出したら、許さへんで」
つり上がった鋭い目に大きな口。あまりの迫力に、
3人ともそこに固まってしまいました。

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■次のお話は「サビィとの戦い」です。■
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