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- アモルファス-形のないもの 篇
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2012年の個展に向けて、
3年前から『アモルファス』という作品に取り組んでいます。
『アモルファス』は「無定形」という意味で、
形に意味を持たせず、ガラスに封じ込められた小宇宙に
フォーカスしたいと考えました。
ガラスの中に潜む可能性を追い求めてきた僕の、集大成です。
それは、「形はないが存在するモノやコト」それを追求する試みです。
水や環境も、そのひとつかもしれません。
形のないものこそ、かけがえがないのだと思います。
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- 地球という水の球 篇
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以前、水をテーマにした展覧会の作品を依頼されたことがあります。
霧と太陽の光とガラスで虹を作り出す、
水とガラスのインスタレーションを考えました。
水の惑星である地球と、宇宙をつなげるイメージです。
僕にとって水は、宇宙空間に浮かぶ、水の青さをたたえた地球。
水は、地球そのものですからね。
その地球の命を、人間が縮めようとしています。
僕たちはそろそろ、自己中心的な考え方をやめて、
人間も、自然の一部であることを思い出さないといけないですね。
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- 水の力 篇
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10年ほど前、山梨に工房を持っていました。
そこは水道も通っていないところで、川の水を引いて飲んでいたんです。
ところが、東京の自宅では、水を買って飲んでいました。
ただ、ゴミが出るのがすごい気になっていて
それで、工房を東京に移すのを機会に、ビルトイン浄水器にして
水道水を飲むようにしました。
人間の体のほとんどは水でできていますよね。
水から受ける恩恵は、はかりしれないものです。
水と、水をつくる自然を、もっと大事にするべきですよね。
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- 運命を変えるきっかけ 篇
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「グラスアートクラス」という、ガラス工芸教室を開いています。
教えるのは、吹きガラスではなく鋳造するガラスで、
ガラスを型に詰めて焼く、パート・ド・ヴェールという技法です。
3月には、元麻布の僕の工房に教室を移転し、
設備も充実するので、ますます面白くなると思います。
実は、僕の作家人生も小さな教室から始まりました。
ふとした出会いが、運命を変えるきかっけになるんです。
環境問題だって、ひとりひとりの、ほんの小さなきっかけで
良い方向へ変わるような気がします。