※音声がでますので、音量にはご注意ください。
- 温暖化 篇
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山の世界では、温暖化の問題は、より深刻な事態です。
ここ数年、氷河は大きく後退し、雪崩の発生も確実に増えています。
夏、ヒマラヤの谷には、雪解け水の湖が現われますが、
水位は年々増水し、いつ決壊してもおかしくない状況で、
下流の村に住む人々の生活を、脅かしています。
私たち日本人は、今すぐ、環境保護のための
行動を起こさなくてはならないと感じています。
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- 無酸素へのこだわり 篇
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8,000mという世界は、酸素・気圧が平地の三分の一、
気温はマイナス15度からマイナス45度という世界です。
その過酷な条件に、無酸素でチャンレンジしている理由は、
未知の世界の全てを、自分の身体のみで感じたいから。
また、酸素ボンベを捨てないことで、
大好きな山の自然に負荷をかけたくないためです。
日常生活でも、大好きな町への負担をかけないように、
出来るだけマイボトルに水を入れて持ち歩くように、心がけています。
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- トレーニング 篇
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8000mという過酷な世界への挑戦には、
肉体と精神が一体となった、バランスのとれた状態が不可欠です。
毎日のトレーニングは欠かせませんが、
ヒマラヤで生まれたヨガの修行から学んだ瞑想は、
集中力、柔軟性、耐久力などが身につき、特に有効です。
日常生活でも、電車やタクシーの中など、どこでも瞑想はでき、
トータルで一日10分程度でも、意識の切り替えが出来るのです。
水や環境への取組みも、毎日少しずつの意識改革から始めたいですね。
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- ベースキャンプ 篇
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標高5000メートル付近に設置するベースキャンプには、
寝泊りするテントのほかに、
食事用のテントや、機材用のテントなどがあります。
最近では、メールやインターネットも見られるので、
意外に快適です。
ただし、水道はないので、
氷河の雪解け水をくんできたり、
氷や雪を溶かしたりと、
水の確保はかなりの重労働です。
水の大切さは、
登山家なら、誰よりも強く感じているはずです。
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- 次なる挑戦 篇
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私はこれまでに、8,000mを超える山、6座の登頂に、
無酸素で成功してきました。
そして来年春には、7座目となる8,163mのマナスルへの
無酸素登頂を計画しています。
成功に向けては、自分自身の鍛錬はもちろん、
スタッフの皆さんの協力と、自然との調和が、必要不可欠です。
私の命を賭けた冒険を通じて、
世界の人々に、「夢」や「希望」、
そして自然への愛情を感じていただけたら良いですね。