「water alive〜水道水を飲もう」
左官技能士
挾土秀平さん

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温度の国、日本への想い 篇
左官って仕事はね、感じとしては土を塗っているというよりは
水を塗っているという感覚を持ってるんですよ。

例えば雨の中で壁を塗った方がいい場合もあれば
晴れてるところで壁を塗った方がいい。

全てにおいて水を感じてるっていうのが左官って
言っていいと思いますね。

一度ね、アリゾナってとこに行ったことがあるんですけどね、
その場所は湿度が8%でね、気温が40度っていう
カラッカラだったからね。
逆に水ってものが大事なんだって感じましたね。

日本ってのは湿度の国。
そこにいろんな文化っていうか僕もひっくるめてある。
水大国っていえるし、水に感謝してますね。

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あふれる言葉を詩に託して 篇
土とか水ってのを感じて生きてるんですよね。
僕はそういう土と水を使って新しい壁を生み出しているっていう時にはね、
自然の情景を見て言葉に変えるんですよ。
それがね、詩になっていく。
そうするとね、壁が見えてくるんですよね。

強い風を太刀で斬った時、水がこぼれる。
日の光を集めて燃やすと、金になる。
月の光を集めて凍らせると、銀になる。
枯葉を叩いて腐食させると、銅になる
煙と雨で、鉄ができる
それらはすべて、土にかえる

言葉ってのはすごく大事。
その中から生み出してるって感じですね。

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土には個性が宿っている 篇
こう今の日本の風景を見てるとね、
どこいっても同じものが建っちゃうんですよね。

どっかの工場で造ったら、
それが北海道から沖縄まで行っちゃうみたいなね。
本当はその土地のもので出来上がってるとか、
こんなのが主に使われているんだとかいうのがね、
無いと、 旅しても面白くないですよね。
個性豊かな日本であってほしいと思いますよね。

やっぱりね、そういう意味では水でもね、
硬いとか柔らかいとか
微妙な味のことについてもそうだし、
まぁこれから先、
世界で仕事をする機会があったらね、
世界の水と土でね、形作ってくっていうかね、
そういうのをこう…一つの夢にしていきたいと思ってますね。

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高山に建てる、夢の国 篇
かれこれね、10年かけてコツコツ造ってるね、
僕のゲストハウスがあるんですよ。

一緒懸命造っている間にね、
何が大事って解ってくるんですよね。
やっぱ水だってことになるんですよね。

そのゲストハウスはね、水があまり無いところなんですよ。

なんとか水脈を掘り当てて、
今、わずかな水が出てるんですけど、
時に湿地を作ってね、そこに今、
蛍をね、何とか自生してくれないか
ってことで、今年チャレンジしたところですね。

あとは、植物を育てるってことは、
いろんな虫や蝶とかよってくるんですよね。

今年、ギフチョウが僕のところに来た。
人間と自然が最高に手をつないだ土地にしか
現れない蝶なんですよ。

そういう意味ではね、 僕はうまくやってるなっていう風に思ってます。

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土のクレヨンを作りたい 篇
僕はもう…左官をやってきてですね、
それは土と水を使って物作りをしてる。
もう全部自然からの恵を受けてるんだっていう考えになって。
緑であったり、虫であったり鳥であったり
っていうことまで広がってわけですよね。

で、今、土でクレヨンを作ってみたいっていうことを考えていて、
例えば僕の土地でいったら、
飛騨は赤土っていうイメージがあるんですよね。

僕にはね。もしかしたら北海道は白土かもしれない。
フランスには青い土があるかもわからない。
いろんな土地には様々な色があって、
それこそ小さな子からおばあさんまで全員が楽しめる。
そして地球を感じる、

そんな小さな事をね、始めてみたいと思ってます。