「water alive〜水道水を飲もう」
映画タイトルデザイン
赤松陽構造さん

※音声がでますので、音量にはご注意ください。

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故郷、神田川 篇
みなさんは、歌のタイトルで有名な
神田川に行ったことがありますか?

私は、10歳くらいまで、
神田川のすぐ近くに住んでいました。

いまはコンクリートで固められた川ですが、
昭和30年代ころまでは、
水辺に降りて、 水遊びや、ザリガニ捕りができたんです。

小滝という小さな滝もあって、
きれいな水が飲めたんですよ。

あの景色こそ、
今の東京に必要なのではないか?
そんなふうに考えます。

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本物を知る 篇
大島渚さんや、小林正樹さんといえば、
日本を代表する映画監督ですが、
若いころ、とても可愛がっていただきました。

じつは、仕事の思い出も大切なのですが
一流の店で美味しい食事をごちそうになった思い出も残っています。
「一流のものを食べないと、一流の作品は作れない」
というのが、お二人のご意見で、
本物の良さを知っておくようにと、
よく言われました。

水は、あらゆる料理の基本ですから、
ほんとうに美しく、美味しい水を、大切にしたいですね。

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水を表現する 篇
映画のタイトルを表現するには、
台本を読んでイメージをつかみ、
クラッシュといわれる荒編集を見たあとに
繰り返し繰り返し書いていきます。

手で書いたものは直すことができず、
二度と同じものは書けませんから、
流れる水のごとく
納得がいくまで何十枚でも書き続けるしかありません。

無駄な作業かもしれませんが
美術は無駄な時間からこそ生まれることを
若い人たちにも伝えていきたいです。

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道具は無限大に 篇
私が作品づくりに使う道具は
無限大なのではないかと思います。

筆と墨で半紙に書くことが基本ではありますが、
釘や枝、油えの具やアクリルの造形などを使い、
ときには道路や石ころに書いたこともあります。

以前、「水の心」というドキュメンタリー作品を手がけた時には、
大きなバケツに水をはって、
そこにタイトルを投影したこともありました。

自分の表現の可能性を探すこと、
それが私の仕事なのかもしれません。

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八重の桜 篇
現在放送中の大河ドラマ、「八重の桜」。

この作品の題字は、
幕末のジャンヌダルクと呼ばれる主人公、山本八重の持つ、
強くしなやかな女性の姿をイメージしました。

細くても折れることのない竹の筆を選んで、
書いてみたのです。

幕末から明治を舞台に
会津に流れる只見川のように
雄大な作品を私自身、 楽しみにしています。