「water alive〜水道水を飲もう」
作家
島田荘司さん

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ふるさと自慢、鞆の浦 篇
ふるさとの海といえば、
広島県、福山の、鞆の浦漁港です。

船をつける「波止場」、
潮の満ち引きに対応する「雁木」、
修理用のドックになる「たで場」、
そして、灯台の役目をする「常夜灯」。

今も立派に使用できる港湾設備が、
古代から完ぺきに整った港であり、
坂本龍馬をはじめ、多くの人物が訪れ、
日本の、海の歴史を、つむいできたのです。

世界遺産的な価値のある、鞆の浦港は、
福山人の、自慢です。

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時計仕掛けの、瀬戸内海 篇
わたしを育ててくれた、瀬戸内海は、
あたかも、山脈に水を流し込んだように、
大小の島々が無数に点在する、
穏やかで、美しい海です。

いっぽう、およそ6時間ごとに
関西方面と、九州方面への水の流れが入れ替わる、
時計仕掛けのような潮の流れが、
船の航行を助け、
鯛をはじめとする、海の幸を運んできてくれます。

時計仕掛けの、瀬戸内海。
自然が見せてくれるトリックは、
わたしの心に、安らぎと刺激を、与えてくれるのです。

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取材でみた現実 篇
90年代、「世紀末日本紀行」という連載で、
様々な環境問題を取材したことがあります。

関西では、汚染された淀川の水の色が、
上流と下流で、まったく違う色に見えたり、
九州では、雨水をろ過する役目を持つ大地に、
廃棄用の油が埋められていたり、
まさしく、事実は小説よりも奇なり、
と感じて、衝撃を受けました。

あれから約20年、どこまでが改善されたのか?
水と環境に対する警戒心は、今も、消えません。

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ラグビー部の思い出 篇
わたしは決して、文学青年ではなく、
高校生時代は、ラグビーに熱中しました。
夏の合宿での、猛練習は、今も忘れられません。

練習中、無意識のうちに
ふらふら、日陰へと向かって歩いて行くのを
先輩に止められる、あの辛さ。
休憩中、バケツいっぱいに入れた氷水を、
茶碗で飲むあの美味しさ、
泥だらけの手で飲みますから、
すぐに泥水になってしまうのですが、
かまわず飲んでいました。

夏の日差しとともに、毎年、なつかしく思い出します。

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芦田川での、恐怖体験 篇
福山市街を流れる芦田川も、
忘れられない、水辺の光景です。

川には、手すりのない橋があって、
あるとき、台風のあとで行ってみると、
増水した川の中に、
うっすらと姿が、見えていました。
若かった私は、自転車で渡ったのですが、
途中で立ち止まって、あたりを見ると、
橋の姿は消えて、自分がいるのは濁流の、ど真ん中。

おもいきって渡り切りましたが、
あんなに怖い思いは、後にも先にもありません。

水と、自然の怖さを教わった、思い出です。