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- 川の流れとカヌー ‥篇
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大学時代、渓流に作られたコースを下る
スラロームというカヌー競技に夢中になりました。
タイムを競うのも楽しいのですが、川と自然の魅力にも目覚め、
北海道の釧路川、岐阜の長良川や、四国の吉野川など、
日本全国を回りました。
カヌーに乗ると、目線は、水面とほぼ同じ高さになり、
川の上を滑っているような気分になります。
激しい流れの中では人間の力は通じません。
流れを利用しながら、川と一緒に遊ぶ。
最近はやっていませんが、ゆるやかな流れからまた始めてみたいですね。
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- ユトレヒトの運河生活 ‥篇
本好きが高じて、本屋を始めようと思ったとき、
本の買い付けで行ったのがオランダでした。
町中の広場で開かれていた蚤の市で見つけた古い本。
表紙のビジュアル、そして中のデザインなどがとても印象的だったのです。
オランダのユトレヒトという都市では、
教会を囲むように運河が流れています。
そこでは人々が船で移動したり、
運河沿いや船の上のレストランで食事をしたりと、
水が生活に密着しています。
帰国後、書店の名前に
ユトレヒト、とつけたほど、
僕には心地よい街でした。
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- 水にまつわるオススメの本(その1) ‥篇
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今週は水にまつわる本を紹介しましょう。
スイスの出版社が発行した、
「Who Owns The Water?」という、
500ページを超える厚い本があります。
「水は誰のもの?」というテーマで、
水にまつわるあらゆるデータを、
インフォグラフィックで示しています。
今でも世界の10億人以上の人々は、
安全な飲料水が常時手に入るわけではなく、
また、20億人は不安定な衛生状態で暮らしています。
そういったことを、決して主張を前面に出すことなく、
データの積み重ねから読者を導く、スマートな一冊です。
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- 水にまつわるオススメの本(その2) ‥篇
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今週も、水にまつわる本を紹介しましょう。
作家、環境保護主義者として知られる、ロジャー・ディーキンが書いた
「イギリスを泳ぎまくる」という本。
タイトルの通り、イギリス中の海や川、沼、さらに用水路、果ては氷の下、
30カ所以上で泳いだ体験記です。
雨が地面に落ちて川に流れこみ、時間をかけて海へと注ぎこむように、
彼はゆっくりと、その土地土地で泳ぐことを楽しみます。
まるで水の中で手を動かした時のような、奇妙な感覚のある文章が
とても魅力的です。
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- 蒸留酒作りの道へ ‥篇
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いまは、蒸留という技術に興味があって、今年の夏から、
ドイツへ蒸留酒作りの修行に行ってきます。
もともとはベルリンでアートブックを作っていた方が、現在は昔ながらの蒸留方法を再現し、農場で育てたフルーツ等を原料に、ブランデーやジンを造っているのです。
昨年、会ったときに、アーティストの作品を本にまとめることと、自然の素材を、蒸留によって、お酒にすることとは共通する部分がたくさんあると言われ、とても共感したのです。
いつか日本でも、僕が作った
蒸留酒を味わってもらえたらうれしいですね。