「water alive〜水道水を飲もう」
プロダクトデザイナー
柴田 文江 さん

※音声がでますので、音量にはご注意ください。

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富士山が生む水 ‥ 篇
わたしは、山梨県の富士吉田市という
富士山の麓の町で生まれ育ちました。

一年に20億トンもの降水量がある富士山のお陰で
水にはとっても恵まれたところです。
真夏でも、水道からは手が切れるように冷たい水が出てきます。

日頃は海外のミネラルウオーターや珍しい水も飲みますが
疲れた時や体調のすぐれない時には、
地元の水を飲むと元気になれるので
やはり身体には生まれたところの水が必用なのだと感じます。

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山中湖の原風景 ‥ 篇
小学3年生のある日、
夜明け前に起きて、
友達と自転車で山中湖へ出かけました。

湖から大量の水蒸気が沸き立ち、そこに朝日がさし込んでいました。
まるで天女が舞い降りるかのような幻想的な景色に、
友達とふたり、息をのんでその場に立ち尽くしました。
それが私にとっての、水の原風景です。

その頃の山中湖は、とても静かで
神秘的な場所でした。

モノクロームから虹色に変る水蒸気の中
きらめく光につつまれた、不思議な体験でした。

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デザインがもつ、湿度感 ‥ 篇
日常の道具など、人に関わるものをつくる時には
そのモノが持つ湿度をどのように表現するか、じっくり考えます。

工業的につくられた無機質な物体であっても、
佇まいがしっとりとしていたり、丁寧さを感じとれたら
それは、私が求める湿度のあるデザインです。

湿度感はそのモノへの愛着を生むのではないかと私は考えています、
しっとりとしたもの、クールでドライなもの、
そのようにモノの湿度をコントロールすることで、生まれる価値。
なかなか難しいのですが、そんなことをずっと探しているのです。

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湿度感のコントロール .. 篇
高校生の頃、石膏像のデッサンをしていたときです。

ヘルメットをかぶった「マルス」像を描いていました。
なかなか上手に描けない私に先生がひとこと。
「ヘルメットの部分と、わき腹の肌とでは、しっとり感がちがうんだよ」と
石膏という同じ素材でできているけれど、
カタチに表れる、湿度の違いを描きとらなくてはなりません。
カタチに湿度があることを発見したのはその時です。

私は型という硬く揺るぎないものに、湿度という息吹を注ぎ込むことで
人の心に何かが届くのではないかと、信じています。