「water alive〜水道水を飲もう」
俳優
吉沢 悠さん
※音声がでますので、音量にはご注意ください。
クリンスイ・ウォーターアライブ、今月は俳優の吉沢悠さんが、語ります。
小学校2年生の頃、カブスカウトに入って以来、
中学生のボーイスカウト、高校生のシニアスカウトと、
自然の中での活動に夢中でした。
山でのキャンプは、何よりも水の確保が第一ですから、
実体験を通じて、水の大切さやありがたさを学んできました。
楽しい思い出もたくさんありますが、あるとき、
山の中で台風に直撃され、下山できなくなり、
豪雨の中で一晩を過ごしたこともあります。
水への感謝と、水への恐れ、いまも、人一倍の大きさをもって生活しています。
サーフィンと、スキューバはプライベートでは一番の楽しみです。
湘南や千葉の海をスタートに、ハワイやバリ、モルディブなど、
美しい海と、スリリングな波を求めて、いろいろなところへ行きました。
海水は、どこも同じなのに、砂の色や、地形で大きく変わる海の色が、
私にとっては、最大の魅力です。
もう一つ面白いのが、地元の人々の性格で、海を愛する姿勢は同じでも、
情熱的だったり、クールだったりと様々です。
これからも世界中の海で、素敵な人々に出会いたいですね。
友人の一人が、水道関係の仕事をしているのですが、なかなか熱い男で、
「東京の水はレベルが高いから、水道水を飲め!」と、力説します。
水を飲んだり、キッチンで料理をするとき、彼の顔を思い出すこともあるくらいです。
水道に携わっている人たちには、我々の映画やドラマと同様に、
水は自信ある作品なのでしょう。
東京だけではありません、日本全国、どこへ行っても飲み水に困らないのは
水道を支えてくれている、熱い人々がいるからですね。
あいつにも、また会いたくなりました。
とある映画の撮影では、クライマックスで
真冬に女優さんと川に飛び込むシーンがあり、
とにかく一発で決めなくてはいけませんから、
出演者やスタッフ、一丸となって成功させました。
撮影後、すぐ近くに風呂を沸かしてもらったのは、ありがたかったですねー。
そこまで行かなくても、冬のロケでは、体がかじかんで、
セリフをかみやすくなるのも、悩みです。
私の場合、つねにからだを温め、コンディションを維持するために、
白湯が欠かせません。
水に泣かされ、水に助けられる、俳優業なのです。