「water alive〜水道水を飲もう」
作曲家・ピアニスト
西村 由紀江さん
※音声がでますので、音量にはご注意ください。
クリンスイ・ウォーターアライブ、
今月は、ピアニストで作曲家の西村由紀江さんが、語ります。
朝、目が覚めたら、一杯の白湯を沸かして、ゆっくりと飲む。
もう、10年以上も続く日課です。
胃の奥が少しずつ温まって、からだ全体の調子が上がっていく感覚は、
一日のスタートには、欠かせません。
ホテルに泊まるときも、部屋にポットがないときは、
フロントへ借りに行っているんですよ。
以前、水に感謝の言葉をかけながら凍らせると、美しい氷の結晶ができる、
という本を読んで、とても感動しました。
白湯を沸かすあいだ、水にありがとう、と伝えているんですよ
ふだんの生活では、コーヒーやハーブティーが大好きなのですが、
ステージで曲の合間の水分補給に飲むのは、必ず水です。
コンサートで一番大切なのは、
うまく弾かなくては、と気負いすぎたり、
失敗しちゃいけない、などと考えず、
ふだんどおりに、自然体で弾くことなのですが、これが結構、難しい。
私の理想は、色はついていないけれど、飲むと味わいやコクがある、
お吸い物でいうと、おすましのような演奏。
透明な水とは、相性が良いのかもしれませんね。
母がピアノの先生をしていたので、私は3歳から、ピアノを弾いてきました。
美しい風景に出会ったときなど、言葉の代わりに、
メロディーが聞こえて、譜面に書いてゆくのです。
久米島近くの小さな島や、
水中に美しい梅花藻が咲く、山形県 遊佐町の牛渡川など、
出会いは数え切れないほどあります。
5月27日に毎年恒例のコンサートを行なう鎌倉も、
大好きな風景の一つ、新しい出会いが今から楽しみです。
外に出ると、焼肉やジンギスカンなど、こってりした料理が大好きな、
肉食系ピアニストの私ですが、家では素朴でシンプルなものが中心です。
最近凝っているのは、具をたっぷり入れた野菜スープ。
ニンジンやダイコンなどの根菜を中心に、
10種類以上の野菜をコトコト煮込みます。
味付けは、その日の体調と気分次第で決めるので、レシピはオリジナル。
大地が生み出してくれる自然の恵みが、体を整えてくれることを、実感します。
皆さんにも、ぜひ生で味わっていただきたいですね。