「water alive〜水道水を飲もう」

アーティスト
石井竜也 さん

※音声が出ますので、音量にはご注意ください。

  1. 水は日本の原点‥
  2. 水は命の財産‥
  3. 水の生命力‥
  4. ダイヤモンド メモリーズ‥
  1. 水は日本の原点‥ 篇

    クリンスイ・ウォーターアライブ、今月は、アーティストの、石井竜也さんが語ります。

    90年代に、「河童」をはじめとする映画の制作を手がけたのですが、
    コンセプトはいずれも、「水」でした。
    当時はバブル景気の真っ只中で、日本全国、ゴルフ場やリゾートの建設ラッシュ、
    次々に美しい自然が失われてゆく時代だったのです。
    自然破壊によって、水は浄化能力を失い、川も、海も、大地すらも汚染され、
    農業や漁業にも悪影響を及ぼしていきます。
    映像を通じて伝えたかった、水は日本人の源(みなもと)というメッセージは、
    いまも変わらず持ち続けています。

  2. 水は命の財産‥ 篇

    もう、20年にもなりますが、自宅には常に2週間分の水を備蓄しています。
    防災用品はたくさんありますが、水と光はまさに命綱です。
    いつ、大きな地震が来てもおかしくない、災害国に住んでいる以上、
    水は、最低限の持つべき財産だというのが私のフィロソフィ。
    娘が産まれてからは、量だけでなく、より健康的な水を求めるようになりました。
    彼女もいずれは私の元から巣立ってゆくのでしょうが、
    水の大切さは、しっかり教えてあげたいと思います。

  3. 水の生命力‥ 篇

    私の故郷、北茨城の五浦海岸は、明治時代に岡倉天心が
    日本美術院を作ったことで知られています。
    私自身も、子供のころから海を眺めるのが大好きでした。
    親交のある日本画家の、千住博さんは、
    滝の前に一頭の牡鹿が現れた姿を見て、野生の美しさに心を打たれ
    以来、様々な滝を描き続けています。
    海が、滝が、水が持つ大きな生命力は、いつの時代にも創造力の原点だと思います。

  4. ダイヤモンド メモリーズ‥ 篇

    9月にリリースしたニューアルバムでは、
    1970年代半ばからのニューミュージックの
    ヒットナンバーをカバーしています。
    当時を知らない若いミュージシャンたちが、
    とても新鮮な気持ちで、アルバム作りに取り組んでくれました。
    いま、人々の気持ちは、暗く、ピリピリしているように感じます。
    乾いた砂漠に水を求め、ダイヤモンドの輝きを探したい。
    そんなコンセプトで作った「DIAMOND MEMORIES」。
    あのころが懐かしい方も、若い世代の方も、ぜひ、聴いてみてください。