近畿大学 総務部長
世耕 石弘 さん
※音声が出ますので、音量にはご注意ください。
クリンスイ・ウォーターアライブ、
今月は、近畿大学 総務部長の、世耕石弘さんが、語ります。
近畿大学に水産研究所が誕生したのは、
第二次世界大戦終結から3年後の、1948年です。
初代総長の世耕弘一が、
まだ、世界で海水魚の養殖など誰もしたこともない時代に
「海を耕せ。敗戦によって、国土も海も狭まれた日本では、
海を耕し、海産物を生産しなければならない」
という号令をかけ、創設しました。
以来70年間。近大の養殖研究の積み重ねは、
世界が注目する研究成果を数多く発表し、
「海を耕す」精神は、現代の近大生たちにも脈々と受け継がれています。
水で世界に“waku-waku”を、クリンスイ 世耕石弘です
コップ一杯の水をきれいに クリンスイ
クリンスイ・ウォーターアライブ、
今月は、近畿大学 総務部長の、世耕石弘さんが、語ります。
マグロのなかで、最も大きく、味も良いクロマグロは、
乱獲による減少が問題となっています。
32年の歳月をかけ、2002年6月、近畿大学 水産研究所では、
クロマグロの完全養殖に世界で初めて成功しました。
完全養殖とは、人工ふ化した稚魚を成魚まで育て、
そこから採った卵を、再び人工ふ化させる技術です。
実現までの32年間、最適な飼育環境のために
クロマグロを徹底して観察してきました。
今もさらなる養殖技術の向上をめざし、近畿大学の研究は続いています。
水で世界に“waku-waku”を、クリンスイ 世耕石弘です
コップ一杯の水をきれいに クリンスイ
クリンスイ・ウォーターアライブ、
今月は、近畿大学 総務部長の、世耕石弘さんが、語ります。
2014年、総合商社・豊田通商との提携により、
近大マグロの大量生産が始まりました。
長崎県五島に開設した「ツナドリーム五島」は、
技術面を近畿大学が、施設面を豊田通商が提供する、産学連携スタイルです。
2020年には、現在の約3倍に当たる240トンの生産を計画しており、
いずれは海外への輸出も、視野に入れています。
このほか、近大マグロのだしを活用した、カップラーメンやカレーパンなども作られ、
近大マグロの可能性はまだまだ広がります。
水で世界に“waku-waku”を、クリンスイ 世耕石弘です
コップ一杯の水をきれいに クリンスイ
クリンスイ・ウォーターアライブ、
今月は、近畿大学 総務部長の、世耕石弘さんが、語ります。
近大マグロについて、あれこれ申し上げてきましたが、
マグロはやっぱり美味しく食べてもらうのが一番!
ということで、近大では
「養殖魚専門料理店 その名も近畿大学水産研究所」を、
東京・銀座と、大阪・梅田に出店しています。
クロマグロを始め、ヒラメやマダイ、シマアジやブリなど、
近大卒の美味しい養殖魚を多くの方に味わっていただくことで、
養殖魚の魅力を、より身近に感じていただきたいと思っています。
また、ご意見や感想は、研究を進める原動力にもなります。
皆さんのお越しを心よりお待ちしております。
水で世界に“waku-waku”を、クリンスイ 世耕石弘です
コップ一杯の水をきれいに クリンスイ