湘南工科大学教授
成田 知巳 さん
※音声が出ますので、音量にはご注意ください。
クリンスイ・ウォーターアライブ、
今月は、湘南工科大学教授の成田知巳さんが、語ります。
雷はなぜ起きるか、知っていますか?
空の上の方に冷たい空気がたまり、下の方に、温かい空気がたまると、
二つが混ざり合った空気は不安定な状態になり、積乱雲が発生します。
積乱雲の中では、氷と氷がぶつかり合って静電気が起こり、
熱とエネルギーを持った雷が、発生します。
雷鳴が聞こえるのは半径15キロとメートル言われ、
音が聞こえた時点で雷の真下にいる可能性もありますから、
早めの避難が安全です。
水で世界に“waku-waku”を、クリンスイ 成田知巳です
コップ一杯の水をきれいに クリンスイ
クリンスイ・ウォーターアライブ、
今月は、湘南工科大学教授の成田知巳さんが、語ります。
私が雷の研究を始めたのは、電力会社への就職が、きっかけでした。
送電所などの電気設備にとって、雷は停電などのトラブルを起こす最大の原因です。
世界最大の送電線を設計するために、60カ所もの避雷針と観測装置を設置し、
落雷に関するデータを集めました。
研究の成果は、電力会社のコスト削減につながりましたが、
私は、落雷や集中豪雨の被害を防ぐことに興味が湧き、
雷を中心とする、気象の研究に進むことになったのです。
水で世界に“waku-waku”を、クリンスイ 成田知巳です
コップ一杯の水をきれいに クリンスイ
クリンスイ・ウォーターアライブ、
今月は、湘南工科大学教授の成田知巳さんが、語ります。
雷の電磁波をアンテナで受信し、GPSチップを使って時間を記録する。
難しく聞こえますが、落雷の、時間と位置を記録する装置を、
落雷位置標定装置、と言います。
手軽に手に入る材料で、学生君たちが一生懸命組み立ててくれるので、
低コストで作れます。
この装置を使い、日本でも、全国の落雷情報が、
リアルタイムで見られるようになりました。
数字の5656、ごろごろjp.comから、
ぜひ一度、アクセスしてみてください。
水で世界に“waku-waku”を、クリンスイ 成田知巳です
コップ一杯の水をきれいに クリンスイ
クリンスイ・ウォーターアライブ、
今月は、湘南工科大学教授の成田知巳さんが、語ります。
停電による交通機関の乱れや、電子機器の破壊、火災など、
落雷による事故は、毎年発生しています。
屋外での作業や、スポーツでは、人命に関わる被害をも及ぼします。
落雷位置標定装置の導入で、速く正確な情報が得られれば、
被害は未然に防げるようになります。
雷と一緒に発生する、ゲリラ豪雨の動きも読めますから、
鉄砲水や河川の氾濫からも、身を守ることが可能です。
情報をうまく活用して、落雷や豪雨から、身を守ってください。
水で世界に“waku-waku”を、クリンスイ 成田知巳です
コップ一杯の水をきれいに クリンスイ
クリンスイ・ウォーターアライブ、
今月は、湘南工科大学教授の成田知巳さんが、語ります。
全国の大学やボランティアの方々の協力により、
落雷位置標定装置は、国内30カ所以上に設置されました。
しかし、雷の被害がとくに多いのは南アジアで、
3日間に50人もの人々が亡くなることもあります。
これまでに、モンゴル、タイ、バングラデシュ、インドなど、
6カ国に設置を行い、年内にはフィリピンとベトナムへも予定しています
次の目標は赤道直下のアフリカ。
世界から、落雷や水害の被害者がなくなるよう
雷への取り組みは、まだまだ続きます。
水で世界に“waku-waku”を、クリンスイ 成田知巳です
コップ一杯の水をきれいに クリンスイ